DVD-映画論

ようこそ!新旧の映画&DVDの批評や感想を、ポン太がマイペースに書いています。
(ネタバレあり)ちょっと辛口かも。

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「もののけ姫」

もののけ姫
もののけ姫


原題      PRINCESS MONONOKE
製作国    日本
初公開年度 1997年
上映時間   133分
ジャンル   スタジオジブリ作品/アニメーション
受賞     日本アカデミー賞 (作品賞・協会特別賞 )
        ブルーリボン賞 (特別賞)
     
監督     宮崎駿
声優     松田洋治 (アシタカ)      小林薫 (ジコ坊)
        石田ゆり子 (サン/カヤ)    美輪明宏 (モロの君)
        田中裕子 (エボシ御前)    西村雅彦 (甲六)etc・・・
  
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あらすじ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
山里に住む若者アシタカは、怒りと憎しみにより「タタリ神」と化した猪神から
呪いをかけられてしまう。呪いを解く術を求めて旅に出るアシタカはやがて、
西方の地で「タタラ」の村にたどり着く。エボシ御前が率いるその村では、鉄
を造り続けていたが、それは同時に神々の住む森を破壊することでもあった。そして、そんなタタラ達に、森を守るため戦いを挑むサンの存在をアシタカは知る。人の子でありながら山犬に育てられた彼女は「もののけ姫」と呼ばれていた…。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

自己評価度   ★★★★★ 5つ星


自然と人間の関係をテーマとし続けてきた宮崎駿監督の集大成的作品で、それまでの日本映画の歴代興行記録を塗り替えるほど大ヒットとなった作品で有名。
 
独特の世界観で、屋久島がモデルだけあって自然の美しさは際立っている。背景の書き込みもハンパない。一つひとつ、丁寧に描かれているのがよく分かる。
カット数が他作品より多く、より細やかな動きで躍動感がある。またCGを使って、人物をより立体的に見せ距離感を出すなど時代を先駆けていた。

率直な感想はと言うと・・・「良くできた作品」だと思う。脚本までオリジナルでここまで完成度が高い作品を仕上げた、宮崎監督はやっぱりすごいと思ってしまった。ファンタジーで、入り込みやすく、なおかつ矛盾がないものを作ろうと思うと、大変だから。


どことなく昔を思い出させるような村々(室町時代という設定らしい)で、より豊かに幸せ目指して暮らしていこうとする人々。対する、荒ぶる古き神々(もののけ)。

人間側でありながらも、もののけである山犬に育てられた人間の子、サンを心配するアシタカ。
アシタカは王家の血をひく者であり、弓矢などの腕前からして只者ではない。(屋根まで飛べちゃうし、大カモシカのヤックルまでなついてるし)
森を切り崩す人間の村「タタラ場」に襲撃してきたサンと、頭領エボシ御前の戦いを命を張って止めるが、瀕死の状態になる。
その姿に心動かされたサンは、シシ神にアシタカの命を委ねることにする・・・。

命を司るシシ神を、ただ命を吹き込むだけ、吸い取るだけの存在にしなかったのも良い。「生きろ」というアシタカやシシ神の強い意思が随所に込められている気がする。
「自然と共に、生きよ」と。

人間は、より幸せに、豊かに安心に暮らしていきたい。
もののけ達は、このまま変わらず生きていたい。
どちらも、自分達の幸せのために戦う。

アシタカは、それが悲しかったのだと思う。どちらも好きだろうから。
だから「双方ともに生きる道はないのか!」と模索していたんだと思う。

結果、アシタカはどっちつかずになったけれど、その存在こそが、意思こそが両者を救ったんだろう。立ち止まることができなくなった時、冷静にさせてくれる存在は貴重だから。

ところで、疑問は残る。サンは何故山犬に育てられることになったのか?砂鉄はシシ神の統治している森以外では採れなかったのか?なぜシシ神は死んでしまったのか?
必ずしも答えがあることが、物語を面白くするとは限らない。謎は謎のままのほうが、時には面白いもの。・・・ということで、疑問は想像力へと繋がる。

少し子供向きではないように思う人もいるかもしれないが、子供にこそ感じてほしいものがある。
神々や戦争に対する「畏怖」「恐怖」だ。
首が簡単に飛んだり、腕が切れた箇所が映されるなど、ちょっとグロいかもしれない。
でも、真実を映してこそ、より恐ろしさや神々しさが解るのではないかと、ポン太は思う。
人間、もののけ、どちらも絶対悪ではない。
それが戦争なんだと子供たちに教えていけたら・・・。

ラストは、なんとなく後味が悪いような気がする。
おそらくわざとそういうようにしたのだと思う・・・自然と人間の共存の問題は、解決していっていないから。個人個人で考えさせられる、少しメッセージ感が強い作品に感じる。
「人間は許せない。でもアシタカは好きだ」
もののけ姫は森へ。アシタカはタタラ場へ。

「共に生きよう」


素直にそのメッセージを受け入れられる、そんな作品。



・・・補足。
どうでもいいかも知れないけど、美輪明宏さんの「モロの君」が素晴らしく良かった!!
震える声や低く独特の声。あれで、美輪さんのファンになった。あの声は美輪さんしか出せない!!

あとは・・・まぁ・・・話題性かな、上手くない声優人を多用するのは質が下がるから、もったいないと思う。少しでいいと思うし、みな、声優にそこまで話題性を求めてないと思うのだが・・・。
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テーマ:スタジオジブリ - ジャンル:映画

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